【ムニャムニャ話 作品の思い】
世界には、人種の数とおなじくらいの言葉がある。少し離れて聞く幼い子供の言葉は、ムニャムニャとあどけなくしぐさや、表現と同じ様に愛らしさがある。それが、やがて小さな交渉事の道具になると、言葉もしぐさも表情も、つまらないものになる。半径で10キロくらいの見慣れた生活空間で、四季で変化する風景や子供達を誰にも特別ことわりもせず、これまで制作活動の中心にしてきたけれど、今日の日本は非力の子供達が犠牲になる犯罪が全国各地で開かれるようになってしまった。子供は外で遊べと、当たり前の事が言える国であってほしい。
商品名 | 画集(第3集) |
---|---|
販売価格 | 完売しました |
※再入荷しました。残りわずかなのでお早めに!
【出番のないベンチ 作品の思い】
どんな分野でも、賞賛を受ける人の数はほんのわずかで、引き立て役の人達の方が圧倒的に多い。トップに立つ人は、見えないところでスゴイ努力をしているのだろうけれど、引き立て役が居なければ存在しない。「やまびこ」と言う少年野球のチームに息子が小学校の4年の時に入り、いつもベンチに何人かと居る姿を見て、「一度でいいから試合に出れないものか」、と言う淡い光のような親の願いからこのシリーズが始まりました。今、息子は社会人となり、子供の姿で画面に登場するには賞味期限が切れてしまいましたが、やまびこ、と言うこのチームは何時のころからか女子マネージャーも加わり、世代交代を繰り返し、無償で子供達の指導を続けてくれるコーチ達の存在により今も存続をしています。このグラウンドで、このチームのベンチ組を10数年描かせてもらって私は画家としての出番をもらいました。ベンチ組が、ベンチでの悔しさや、つまらなさを糧に、いつか何かの分野で出番の来ることを強く念じています。
商品名 | 画集(第2集) |
---|---|
販売価格 | 完売しました |